TAKEO AKAMA

プロフィール

1969年生まれ 明治大学農学部卒業 都内スナップ会社にて社員カメラマンとして撮影、会場担当の営業、企画、商品開発などに携わりノウハウを学ぶ。その後、独立して先浜と共にユニゾンを立ち上げ、現在に至る。

撮影のこだわり

Q写真のこだわり、得意なところは?

最大のこだわりは光の捉え方と画面構成です。
お二人の雰囲気や撮る環境に合わせ、最良の選択を心がけています。
もう一つ大事にしていることは、自然な表情を捉えること。
無理に笑わせたり、不自然なポーズを取らせたりせずに、ご本人そのものと言えるようなイメージを残したいと考えています。

Q写真はどんなイメージ(瞬間)が好きですか?

光が綺麗な写真です。
タイムレスなイメージには光の要素が重要です。
上記で画面構成に関しても述べましたが、光がより重要だと感じています。
結婚式の写真の使命として記録という要素は欠かせないと思いますが、シーンそのものを固定して見せるだけでは、写真としては弱いと感じます。
記録という使命は大事にしつつ、光の捉え方が良いということを目指していきたいと思います。

婚礼写真では感情面の要素に目が行きがちです。
というかそこが一番強く人に訴える部分だと思います。
自分自身も感情的なパワーのある写真には常に感動します。
ただ、それは普通の感動だなとも思ってます。
自分のキャリアの中の前半から中期では、人の感情部分を揺さぶるような写真、もしくは人が欲しいと思っている写真を残すことを重要視していましたが、今はそこを通過してもっと写真的に高度なものを目指していきたいと思っています。
誰もが撮るような写真をより美しく撮ること。
一見普通なんだけど、細部まで配慮があり隙のない写真。
さらに人には気づかれないような自分のチャレンジが実を結ぶような写真。
何言ってんだかわかんないよと言われそうですが、そんな写真が時間を経てすごいいい写真だと気づいてもらえるような、もしくはいつ見てもタイムレスなものとして輝いちゃうような、他者からこの写真てすごいいいねと言われてあーやっぱりこの写真ていいのねって思ってもらえるような、そんな写真を残したいです。
そのためには渡した瞬間にも喜んでもらえる客観性をも大事にしなきゃいけないという厳しいルールの中での激しい試合みたいな、、、
そこではやっぱり光が大事なんだと思います。
笑ってるから泣いてるから感情が溢れてるからというわかりやすい表現でなく、なんなら二人でなくどちらか一人に届くものでもいいと思います。散々考えたんですが、うまく表現できません。
そんな撮影の中でいい光を捉えた写真が残せたらなと考えています。

Qなぜこの仕事をしていますか?

人に興味があることと写真が好きなことがこの仕事を選んだ理由です。
いくつか別の業種を経験してきましたが、この仕事が天職だと感じています。そして、婚礼だけじゃダメだと思って、いろんな撮影をしましたが、やはり自分が一番得意なのも婚礼の撮影だと思います。
感覚的にもフィジカル的にもマッチしています。
さらに、自分の写真を喜んでもらえることにも喜びがあり、自分自身もいい写真が撮れた時に嬉しく思います。
携わる側も受け取る側も同じ気持ちになれる仕事っていうのはいいものだなと感じます。

Qどんな子供時代でしたか?

無茶してよく怪我をしてました。
友達の家に行くのが好きで、その当時は意識してませんでしたが、友達の家族、家、家の周りの環境を見るのが好きだったんだと思います。
その感覚は、人の撮影をする上でベースになっているのかもしれません。

Q写真を始めたきっかけ、カメラマンになろうと思ったきっかけはなんですか?

友達の結婚式にたくさん列席したこととその際に撮影を頼まれることが多かったこと。
サラリーマン時代に仕事について悩んだ時に自分が本当にやりたい仕事は何か?と考えた時に写真の仕事がしたいと思ったことがきっかけです。

Q写真以外で今ハマっていること、趣味はなんですか?

読書、料理、、、
映画見たり、音楽聴いたり、知らない街を歩いたりが好きですが、写真に一番感心がある生活を送っています。